盛岡市は現在、市内と首都圏などの飲食店で盛岡産の食材を使ったメニューを提供する「いわて・もりおか食材フェア」を行っている。
市では、盛岡産の農畜産物の高付加価値化や販路拡大を目的とした取り組みとして、「もりおかの食と農バリューアップ推進事業」を2017(平成29)年度から展開。ウェブサイト「美食王国もりおか」でのPRや情報発信、イベントの開催などを通じて、盛岡の食材と生産者、飲食店、事業者の紹介を続けている。
事業では盛岡の農畜産物の継続的な利用に向けて、生産者と飲食店をつなぐ食材流通の仕組みづくりを行うとともに、盛岡の食材を盛岡以外の場所でも味わってもらおうと、今回のフェアを企画。コロナ禍の中で思うように県外から盛岡へ足を運ぶのが難しい状況が続く中でも、盛岡の味を楽しめるようにという思いも込めた。
「いわて・もりおか食材フェア」には、盛岡市内25店、東京や神奈川、宮城を含めた首都圏などの17店の計42の飲食店が参加。盛岡産の旬の食材を使ったオリジナルメニューを提供する。メニューは、メインの肉料理のほか、野菜を使ったサラダ、パスタ、フルーツを使ったデザートまで幅広いジャンルがそろう。
参加店とメニューはフェアの特設ウェブサイトのほか、「美食王国もりおか」のインスタグラムで紹介。期間中はインスタグラムを使ったハッシュタグキャンペーンも開催する。フェア対象メニューの写真に、「#美食王国もりおか」と「#たべたよもりおか食材」の2つのハッシュタグを付けてインスタグラムに投稿すると、抽選で24人に旬の盛岡産食材が進呈される。
市食と農の連携推進室の担当者は「盛岡はもちろんのこと、県外でも盛岡の食材を味わってもらえる機会。たくさんのメニューを味わいながら、こんなお店が、こんな食材があるんだと楽しんでもらえればうれしい。お気に入りのメニューをインスタグラムにも投稿してもらえれば」と呼び掛ける。
フェアは11月30日まで。