JR東日本盛岡支社は10月10日、東北本線一ノ関~盛岡間の開業130周年を記念し、一関市の「世嬉の一酒造」、盛岡市の「ベアレン醸造所」の協力の下、特別に醸造したオリジナルビールを発売する。
東北本線一ノ関~盛岡間は今年11月1日に開業130周年を迎える。オリジナルビールの販売は同路線の利用者らへ感謝の気持ちを伝えるとともに、地域の活性化や交流人口の拡大を目指して企画。若手社員によるアイデアを採用したという。
オリジナルビールは、一ノ関駅と盛岡駅の開業130周年を記念した2種類を発売する。「盛岡駅開業 130周年記念ビール」は「ベアレン醸造所」が製造。およそ130年前に生まれたカルフォルニアコモンビールを再現し、アメリカンホップを利かせた特徴ある味わいながら飲み口の良いラガービールとなる。ラベルは、東北本線を走る車両と130の字を使ったロゴマークを中央に据えたデザイン。
「一ノ関駅開業130周年記念ゴールデンエール」は「世嬉の一酒造」が製造する。遠野産フレッシュホップを使って特別醸造したゴールデンエール。すっきりとした苦味に爽やかな味わいが特徴的だという。ラベルは一ノ関~盛岡間を走る観光列車「ジパング」をイメージし、黒とゴールドのデザインが使われている。
JR東日本盛岡支社の広報担当者は「日頃から東北本線を利用している皆さんに感謝の気持ちを込め、地元の企業と協力してクラフトビールを発売する。岩手県の皆さんはもちろん、県外から訪れる皆さんにも岩手の魅力を広めるきっかけになれば」と呼び掛ける。
希望小売価格は「盛岡駅開業130周年記念ビール」が400円、「一ノ関駅開業130周年記念ゴールデンエール」が500円。盛岡駅ビル「フェザン」内の「岩手の酒屋 KiKiZAKEYA」と「リカーコート プロースト」のほか、東北本線一ノ関~盛岡間の主要駅の土産店などで取り扱う。