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盛岡劇場・河南公民館「開館30周年記念展」 第2期は「もりげき祭」テーマに

過去の「もりげき祭」に関するチラシや写真などが並ぶ一角

過去の「もりげき祭」に関するチラシや写真などが並ぶ一角

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 盛岡劇場・河南公民館(盛岡市松尾町)の1階ロビーで現在、開館30周年記念展示の第2期が行われている。

 現在の盛岡劇場は1990(平成2)年に河南公民館を併設して完成。今年開館30周年を迎える。初代の旧盛岡劇場は1913(大正2)年、東北初の演劇専用劇場として開場。芸術文化活動の拠点となり、演劇のほか映画上映や音楽会などの催し物でにぎわっていたという。

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 改修工事により、1956(昭和31)年に「谷村文化センター」として新装。その後、建物の老朽化が進み、1983(昭和58)年には初代の建物が解体されることとなった。その3年後に盛岡市の市制施行100周年事業の一つとして盛岡劇場の再建が決まり、現在に至る。

 同館では開館30周年を記念し、旧劇場時代からの歩みを振り返り、関連する資料を紹介する展示を4月からスタート。第1期から4期まで、「高麗(こうらい)屋と盛岡劇場」「もりげき祭」「盛岡文士劇」「劇団モリオカ市民」の4つの事柄にスポットを当てて取り上げていく。

 7月から始まった第2期では、現盛岡劇場の開館から続く「もりげき祭」をテーマに、その30年を振り返る。現在の「もりげき祭」では、地域住民や盛岡劇場利用者らによる演芸発表「河南演芸フェスティバル」と、地元劇団が公演を行う「演劇フェスティバル」が行われている。スタートした当初はジャズやロックのコンサートも行われていたといい、当時のチラシやポスター、写真と共に昔を懐かしみ、現在まで引き継がれる地域に密着した催しについて紹介する。

 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今年の「もりげき祭」は中止。毎年の開催を励みにしている出演者や楽しみに待つ観客も多く、同館の担当者は「中止を受けて、たくさんの人に支えられ、親しまれ、愛されている催しであることを強く感じた」と話す。

 記念展は来年3月まで続き、10月からの第3期では盛岡の冬の風物詩としても愛される「盛岡文士劇」、第4期は市民参加型演劇「劇団モリオカ市民」について取り上げる。どちらも本年度の公演は新型コロナウイルス感染症の影響により中止が決まっている。

 担当者は「『もりげき祭』は今の盛岡劇場が開館してからずっと続いてきたイベント。来年こそ盛大に楽しもうという思いを込めた。本年度は残念ながら中止となったものが多いが、展示と共にまた開催できる日まで皆さんと一緒に思いをつなげていきたい」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~21時30分。月曜休館。第2期の展示は9月29日まで。

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