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矢巾産トマト「つややこ」デビュー 美しいツヤとやわらか食感届ける

「見てびっくり、食べて驚きのトマトを味わって」と呼び掛ける細川さん(左)と下町さん(右)

「見てびっくり、食べて驚きのトマトを味わって」と呼び掛ける細川さん(左)と下町さん(右)

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 矢巾町の農園「ほそかわ農園」は6月13日、ミニトマト「つややこ」の販売を始めた。

 「つややこ」は以前から同農園が販売している「プチぷよ」という品種のミニトマトの名前をリニューアルしたもの。10年以上前から「プチぷよ」の栽培と販売を続けてきたが、情報発信や宣伝の仕方に悩んでいたという。果皮が薄いデリケートな品種で栽培も難しく、輸送にも適さないため、産直など限られた場所でしか販売できないが丹精込めて育てたトマトをより多くの人に食べてもらいたいという強い思いを持っていた。

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 農園の代表・細川浩光さんは「『プチぷよ』というのは品種名で、同じ名前でたくさんの農家が販売していている。そうなるとどうしても価格の違いで選ばれがち。ほそかわ農園のプチぷよとして知名度は上がってきたが、より独自性が必要だと感じていた。そのためにはデザインなどが必要になって来るが、自分にはできないという悩みもあった」と話す。

 そこで、細川さんと交流がある矢巾町地域おこし協力隊メンバーが、同じく協力隊でデザインを得意とする下町龍也さんを紹介。昨年秋ごろから同農園のブランド化を図るために関わり始め、ロゴマークの制作を行った。当初は落花生のブランディングを行う予定だったが、落花生より早く出始めるミニトマトのブランディングかからスタートした。

 「独自性を出すにはネーミングが重要」と下町さん。100案ものアイデアを出し細川さんと2人で話し合ってきた。その中から、ミニトマトの特徴である美しいツヤと、柔らかく薄い果皮が「赤ちゃんのほっぺ」と例えられることに掛けて、「赤ちゃん」を「ややこ」という表現に変えて「つややこ」に決めたという。

 「つややこ」は、サクランボのようなツヤを持つ品種で、果皮が薄く口の中にほとんど残らない。果汁が多くジューシーで香りも強く、トマト本来の味が楽しめる。果皮の薄さと柔らかさから傷つきやすく、収穫とパック詰めの2回しか触れないことを徹底。厳重な管理が必要となり、農園から売り場まで直送で届けている。

 下町さんは今後もブランディングに関わっていく。「『つややこ』がようやく一歩目。これからはお客さんとコミュニケーションを取りながらどんどん『ほそかわ農園』を広めていきたい。パッケージデザインだけではなく、サービスの仕方やファンの皆さんへの寄り添い方など細部にもこだわっていきたい」と意気込む。

 細川さんは「『つややこ』はビニールハウスに日よけをかけ、紫外線にも当たらないように手をかけて育てた、まさに『ややこ』のようなミニトマト。このおいしさを多くの人に味わってもらいたい。これからも、見てびっくり食べて驚きな野菜たちを作っていく。楽しみにしていて」と呼び掛ける。

 「つややこ」はJR盛岡駅中2階の産直コーナーやカワトクのほか、各種イベントなどに出店予定。販売についてはSNSなどでも順次告知を行う。販売時期は9月ころまで。

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