健康増進施設「ウェルベース矢巾」(矢巾町医大通2)は5月24日、「ヤハヤハ オンラインヨガ」を開催した。
「ウェルベース矢巾」と矢巾町の共催で行う同企画。5月6日に1回目を開催し好評だったことを受け、2回目を実施した。同施設は今年3月にプレオープンしたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けなかなか本格オープンができずにいた。一方入会を希望する人は多くいたという。そこで、自宅に居ながら体を動かすアイデアとして、ビデオ会議システム「Zoom」を使い、オンラインでヨガのレッスンを行うことを決めた。
インストラクターを務めるのは、施設でもレッスンを担当する佐藤香菜さん。参加は施設の会員でなくても可能で、1回目は20代から70代まで幅広い年齢層の参加者が集まり、初心者向けのベーシックなヨガに挑戦した。
「初めての試みだったが、思った以上にスムーズにできた。さまざまな事情でレッスンを受けられない人もいるが、オンラインであれば自宅でも、家族と一緒に、人目を気にせず、安心して参加できる」と佐藤さん。子どもやペットと一緒に参加する人も見られたという。参加者からは「初めてでもついていけた」「リフレッシュできてよかった」という感想が寄せられた。
2回目は15人が参加。前回も参加した人にも楽しんでもらおうと内容を変え、より動きがあるポーズも取り入れた。座った姿勢で首のストレッチからスタートし、下半身を動かしてから、立った状態でのポーズを実践。「英雄のポーズ」や「三角のポーズ」といった「ヨガらしい」ポーズに挑戦した。
参加者はカメラを通じて佐藤さんの指導を聞いてゆっくりと体を動かし、佐藤さんも参加者の様子を見ながら「痛みではなく、気持ちよさや心地よい伸びを感じるように」「無理のない範囲でやってみましょう」などアドバイスした。参加者らは手を上げたり、振ったりして佐藤さんの呼び掛けに反応し、互いにコミュニケーションを取りながら進めた。
佐藤さんは「本当であれば顔を合わせてレッスンができればいいが、オンラインだからこそのメリットも実感できている。皆さんとつながり、時間を共にできることがうれしい」と話す。今後も様子を見ながら継続していくほか、6月21日の「国際ヨガデー」に合わせたイベントも実施予定という。