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外出控えて「わんこ」をそばに 盛岡の老舗わんこそば店がユニーク企画

「#うちのわんこそば」のイラスト

「#うちのわんこそば」のイラスト

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 老舗そば店「東家本店」(盛岡市中ノ橋通1)と、岩手県内のテークアウト情報を発信するSNSアカウント「TOGO IWATE(トゥーゴー イワテ)」が現在、コラボレーション企画「#うちのわんこそば」をツイッターで展開している。

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 「TOGO IWATE」は、岩手県在住の有志複数人が運営するツイッターとインスタグラムのアカウント。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、外出自粛や休業要請などが全国的に広まる中、県内のテークアウトや通販など岩手で暮らす人が自宅で過ごす「おうち時間」を楽しめる情報を発信し続けている。

 東家では4月1日から全店でわんこそばの新規受け付けを休止。13日からは本店のみでの営業をスタートし、25日からは本店もテークアウト・配達のみに切り替えた。5月7日からは本店での食堂営業も再開したが、わんこそばは当面の間は休止している。

 東家社長の馬場暁彦さんはインスタグラムで「TOGO IWATE」を知り、個人的に応援を続けてきた。それが今回のコラボのきっかけになったという。「以前からテークアウトや配達を行ってきたが、このような状況下になり改めてSNSで発信したら大きな反響があって驚いた。TOGO IWATEの活動も面白いと思って見ていた」と馬場さん。「盛岡に来てわんこそばを楽しんでとは言えない今、ポジティブなことを伝えたい、楽しいことをしたいという思いが重なった」とも。

 コラボ企画「#うちのわんこそば」は、犬を「わんこ」と呼ぶことと「わんこそば」を組み合わせたアイデア。家で過ごす時間が長くなった今、ペットと過ごす時間が長くなっているのではないかという考えを「TOGO IWATE」側から提案し、飼い犬が側にいる状況を、「わんこがそば」に、「わんこそば」という駄じゃれにした。駄じゃれが好きだという馬場さんはすぐにOKしたという。

 飼い犬と一緒に過ごしている写真をツイッターに投稿する。投稿時に「TOGO IWATE」と「東家本店」のツイッターアカウントをフォローし、ハッシュタグ「#うちのわんこそば」を付けるのが参加条件。条件を満たした投稿者の中から両アカウントのメンバー・スタッフが当選者を選び、「お出かけできるようになったら東家本店で使えるわんこそば招待券」をペア5組にプレゼントする。

 投稿する写真は人が側にいることが伝わるものであれば、投稿者の顔が写っていなくても構わない。一緒に暮らしている動物であれば「わんこ」以外でもよい。「TOGO IWATE」の担当者は「ハッシュタグ『#うちのわんこそば』さえ付けてもらえれば、猫でも鳥でも亀でも構わない。『おうち時間』に動物を愛(め)でながら岩手やわんこそばに思いをはせてみてほしい。皆さんの投稿を心待ちにしている」と話す。

 馬場さんは「自宅で過ごすことが多くなった今、ペットたちと共に『おうち時間』を楽しむ方法の一つとして広まれば。本当はたくさんの人に岩手に遊びに来てほしいが、今は辛抱の時。『わんこそば』というワードで、岩手や盛岡のことを思い浮かべてもらいたい」と呼び掛ける。

 投稿受け付けは5月10日24時まで。問い合わせは「TOGO IWATE」ツイッターアカウントまで。

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