ベアレン醸造所は3月23日、直営レストラン「ビアベースベアレン盛岡駅前」(盛岡市盛岡駅前通)をオープンした。
店名に使っている「ベース」には、「基地」を意味する「Base」と、「地下」という意味の「Basement」の2つの意味を込め、ビルの地下1階にあるということや「大人の秘密基地」というコンセプトを表し、「大人が秘密基地に遊びに行くようなワクワク感を持ってきてほしい」という願いも込める。
「盛岡らしさ」にもこだわり、内装には岩手県産と盛岡市産の木材を使う。広々としたバーカウンターと、少人数から大人数まで座れるテーブル席、個室も用意。席数は醸造所の直営レストランとしては最大の57席で、1人から団体利用まで可能なカジュアルレストランとして立ち上げた。
店内には8本のビールサーバーがあり、常時8種類の「ベアレンビール」を提供。定番ビールと季節ごとに代わる限定ビールが楽しめる。ビールに合わせる料理には岩手と盛岡の食材を使用。「もりおか短角牛」や「盛岡りんご」を使ったメニューもあり、盛岡の特産食材を使ったオリジナルメニューを提供する「盛岡の美味(うま)いもんアンバサダー」にも認定されている。1人でも食べやすいようにスモールサイズを用意するなど工夫を凝らした。
ベアレン醸造所の広報担当者は「昨今、自粛ムードが続いてはいるが、ビールを飲んで楽しむことまで自粛しないでもらいたい。このような時だからこそ、コーポレートメッセージである『うまいビールで食卓をハッピーに!』を生かしたいという思いでオープンした」と話す。
「大変な時期ではあるが、ファンの方が足を運んでくれることがうれしい」と店長の町屋太望(ひろみ)さん。「この『ビアスペース』の強みは、大人数でも1人でも立ち寄れるところ。気軽にビールを楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
営業時間は17時~24時(土曜・日曜・祝日は15時~)。