3密を避けて新しい生活様式へ!

見る・遊ぶ

若者が漫画とイラストで盛岡を紹介 「歩いて楽しむ文化の街」テーマに

表紙のイラストも手掛ける弥七さん。「散歩にぴったりな季節。冊子を片手に歩いてもらいたい」と呼び掛ける

表紙のイラストも手掛ける弥七さん。「散歩にぴったりな季節。冊子を片手に歩いてもらいたい」と呼び掛ける

  • 2

  •  

 NPO法人岩手未来機構は3月、イラストや漫画で盛岡の街を紹介する冊子「歩いて楽しむ文化の街・盛岡」を制作した。

 同NPOでは、若手漫画家や、漫画やイラストを好きで描き続けている若者の発表の場を作ろうと、岩手にゆかりがあるアマチュア漫画家による雑誌「いわてマガジン」の発行を続けている。同誌は販売を行っているものだが、より多くの人の目に触れ、手に取ってもらえるように、無料の冊子の制作を決めた。

[広告]

 市の文化国際室と協働で制作し、盛岡を紹介する内容に決めた。作者を新たに発掘したいという思いから、「いわてマガジン」などで作品の発表を行っている漫画家へ声を掛けず、制作に先立って行われた「イラスト・漫画塾」の中から参加者を公募した。

 「イラスト・漫画塾」は、盛岡在住の漫画家・田中美菜子さんを講師に迎え、昨年11月と今年1月に開催。田中さんは冊子のアドバイザーとしても加わった。塾では、盛岡の中で自分ならどこを取り上げるか、「文化の街」とは何かを考えるところからスタート。参加者のうち9人が冊子に作品を掲載している。

 作者らはそれぞれ自分が紹介したい場所を選び、取材を行って作品を仕上げた。作者の一人である弥七(やしち)さんは、中津川沿いの施設や店舗をイラストで紹介。表紙と裏表紙のイラストも手掛けた。

 「中津川沿いはよく散歩をしている好きな場所で、気になっていた店もあった」と弥七さん。「取材の工程が特に楽しかった。学生時代は歩いていたが、働き始めてからは車での移動が多くなっていたので、久しぶりに散策ができてうれしかったのもある。散歩にちょうどいい季節に発行になったので、冊子を見て、そして歩いてみてほしい」と呼び掛ける。

 1500部を発行。プラザおでってやマリオス、もりおか歴史文化館、啄木・賢治青春館、観光案内所、公民館など市内文化観光施設で無料配布している。

 「岩手未来機構」の担当者は、「作者一人一人が思い思いに選んだ場所をすてきな作品に描いてくれた。他の観光冊子やパンフレットとは一味違うユニークな内容に仕上がっているので、手に取って、作者たちを応援してもらえたら」と呼び掛ける。

  • はてなブックマークに追加