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盛岡の「テークアウトできるお店マップ」公開 個人が作成、協力求める

情報提供やマップの編集協力を呼び掛ける佐々木さんの投稿

情報提供やマップの編集協力を呼び掛ける佐々木さんの投稿

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 盛岡市内のテークアウトができる飲食店をまとめた「盛岡市のテークアウトできるお店マップ」が3月31日、公開された。

 マップを作ったのは、「喜雲寺」(盛岡市下田)の副住職・佐々木秀吾さん。きっかけになったのは、東京都荒川区の地域メディア「荒川102」が公開していた「荒川区でテークアウトできるお店マップ」だった。グーグルマップ内でニーズに合わせた地図の作成や、自分の好きな場所のマーキングができるが「マイマップ」という機能を利用して公開。個人が店舗の情報を入力・編集できる形となっていた。

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 佐々木さんは、大学の同級生がフェイスブックで「荒川102」を紹介しているのを見て、「これなら自分にもできるのではないか」と思い作成をスタート。市の地域おこし協力隊・中里直樹さんの協力やアドバイスを得て公開へと至った。

 背景には新型コロナウイルス感染症の影響がある。以前より「自分にできることはないか」と模索を続けてきた佐々木さん。テークアウト利用ができる飲食店の情報は需要があると考えた。

 佐々木さんは「感染が広まり、盛岡でも外出自粛が始まってから動き出すのでは遅い。IT関連の知識は少なくて、正直、こういう作業は苦手。それでも、みんなで今できることを重ねていきたい。災害時や緊急時だけに協力し合うのではなく、みんなで手を取り合うことが自然な動きになるとうれしい」と話す。

 マップは佐々木さんがあらかじめ市内のファストフード店の情報などを入力し、誰でも編集できる状態で公開した。現在はテークアウトできる飲食店の情報提供やマップ編集の協力を求めている。パソコンやスマートフォンを使って、店舗の情報を登録できる。個人からの情報提供に加え、飲食店側からの登録も歓迎。自由編集可能な状態で公開すると誤った情報が書き込まれる恐れもあるが、「編集者の善意を信じる」とし、編集制限を加えなかった。編集者へは「うその情報を書き込まない、良識ある編集」を求める。

 「何かと自粛が続く状況なので、飲食店の皆さんの助けや宣伝にもなればと思う」と佐々木さん。「情報をシェアして広めてもらいたい。盛岡だけではなく、他の地域へも広まっていけばいいなという思いもある。自分たちにもできることがあると思って、行動がつながっていけば。自分より詳しい人がいればサポートやアドバイスも歓迎。皆さんの情報を待っている」と呼び掛ける。