「もりおか映画祭2020」が2月14日~16日、盛岡市内の映画館などで開催される。
前身となった「みちのく国際ミステリー映画祭」から数えて今年で22回目。「映画の街」とも呼ばれる盛岡を象徴するイベントとして、中心市街地の映画館や商店街・飲食店などと連携し、中心市街地の活性化と市民が「映画」を通じて一体となって盛り上がることを目的としている。
今年は盛岡市制施行130周年とともに、岩手・盛岡で撮影された映画「影裏」の公開を記念した内容。「映画と盛岡をつなぐ」をテーマに掲げ、盛岡が舞台となった作品や盛岡と関連がある作品の上映も行う。
上映を行うのは全6作品。盛岡ピカデリー・フォーラム盛岡・中央映画劇場の3館では、盛岡出身で「影裏」の監督も務める、大友啓史監督が手掛けた作品を上映する。中央映画劇場では盛岡市内でも撮影が行われた「3月のライオン」前後編、盛岡ピカデリーではSFミステリー作品「秘密 THE TOP SECRET」、フォーラム盛岡では大ヒットアクション映画「るろうに剣心」。映画館で上映する全4作品は無料上映となり、2月1日から各上映館で配布される「鑑賞整理券」が必要。
「コミュニケーションギャラリー リリオ」では、田野畑村に暮らす酪農家大家族の24年間を追った「山懐に抱かれて」(14日)、盛岡市内で撮影が行われたドラマ「そして、生きる」の劇場版(15日)の2作品を上映。15日には東京都文京区との友好都市締結記念を記念し、文京区記録映像「フィルムに残る文京の記録」も上映する。「そして、生きる」と「山懐に抱かれて」の鑑賞には事前申し込みが必要。定員は各70人で、はがきかファクス(FAX 019-622-6211)、盛岡市ホームページの申し込みフォームで応募できる。5日締め切り。
期間中、市内の映画館や商業施設では「もりおか映画祭2020公式ガイドブック」を配布。15日と16日の2日間限定で、ガイドブックを提示すると対象作品を特別料金で鑑賞できる「Lucky 2Days」や、映画ポスターを展示する「シネマポスターギャラリー」、協賛店で映画鑑賞チケットの半券を提示するとサービスが受けられる関連企画も行われる。
市経済企画課の担当者は「迫力のある映像と音など、映画館でしか味わえない映画の魅力をこの機会に体験してほしい。映画祭をきっかけに、映画館で見る楽しさも知ってもらいたい。今回上映する作品は盛岡に関連がある映画。映画と映画館のファンになってもらうとともに、盛岡のファンにもなってもらえたらうれしい」と話す。
問い合わせはもりおか映画祭実行委員会事務局(市商工観光部経済企画課内、TEL 019-613-8389)まで。