盛岡経済新聞の2019年間PVランキング1位に輝いたのは、「盛岡・木伏緑地のにぎわい施設開設 河川敷を居心地の良い場所へ」だった。
開運橋近くの「木伏(きっぷし)緑地」に整備されたにぎわい施設「木伏」のオープンを伝えた同記事。「木伏」は、民間の力を借りて都市公園を整備する「公募設置管理制度(Park-PFI)」を活用し、市民から要望があった公衆トイレのほか、飲食店、芝生広場が整備された。飲食店が入る建物にはコンテナが使われ、カフェやジェラートショップ、ラム専門店、居酒屋など9店舗が入居。オープン初日から、多くの人でにぎわった。
ランキングは今年1月1日から12月13日までに配信したヘッドラインニュースのPV数を集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 盛岡・木伏緑地のにぎわい施設開設 河川敷を居心地の良い場所へ(9/11)
2. 盛岡市内で連続ドラマの撮影 エキストラ募集も(3/22)
3. 盛岡に豚汁専門店「とんfe」 のんびり温かく過ごせる時間提供(11/14)
4. 盛岡八幡宮で「SUMMERガーデン」今年も 大きなテントににぎわい呼び込み(7/5)
5. 「コーヒーの仕事を通じて世界を変えている20人」に盛岡から選出 日本人唯一(5/7)
6. 盛岡市内でドラマ撮影 有村架純さんと坂口健太郎さん来盛(4/9)
7. 盛岡で初の「コーヒーフェスティバル」開催へ 岩手ゆかりのコーヒー店集結(6/3)
8. 盛岡に南部鉄器ブランドの「カフェ&ショップ」 鉄瓶を気軽なものに(8/7)
9. 滝沢市のペット保護施設が5周年 道端アンジェリカさんがアンバサダーに(8/29)
10. 岩手・安比高原にインターナショナルスクール 2022年開校に向け調印式(4/8)
2位と6位には盛岡市内で撮影が行われ、8月から9月にかけてWOWOWにて放送された「連続ドラマW そして、生きる」の話題がランクイン。東日本大震災直後の東北と東京を舞台にした作品で、有村架純さんと坂口健太郎さんが出演。2人も来盛し、撮影は盛岡駅周辺や「紅茶の店しゅん」などで行われ、多くの市民がエキストラとして参加した。4月に行われた合同取材で有村さんは「この作品を見て東北の人々に思いを寄せてほしい」、坂口さんは「被災地の皆さんと一緒に仕事していることで、震災のことを心に留めておくことが大切だということを伝えていきたい」と思いを語った。
3位以降には盛岡らしい「コーヒー」や、「食」と「イベント」にまつわる記事が並ぶ。5位には盛岡のコーヒー店店主・長澤一浩さんが「コーヒーの仕事を通じて世界を変えている20人」に唯一の日本人として選ばれたこと、8位では県内のコーヒー店などが集まった「コーヒーフェスティバル」の開催を伝えた。「コーヒーフェスティバル」は大盛況となり、12月には早くも2回目が開催されている。3位と8位には今年オープンしたばかりの新しい飲食店の話題が入り、3位は豚汁専門店、8位には岩手の伝統工芸品・南部鉄器の魅力を伝えるカフェ&ショップを紹介する記事となった。
4位、9位には八幡町や盛岡の隣・滝沢市でのイベント開催を取り上げたニュース、10位には県内初のインターナショナルスクールの開校に向けた動きに関する話題がランクインしている。今年1年は盛岡や近隣地域の動きやにぎわいに注目が集まったことが分かるランキング結果となった。
今年も大小さまざまな街の変化が続いた盛岡。盛岡経済新聞では2020年も盛岡と周辺地域での暮らしがより楽しく思えるような明るい話題を伝えていきたい。