JR東日本は11月1日から、盛岡駅新幹線ホームの発車メロディに、シンガー・ソングライターの小田和正さんの楽曲「ダイジョウブ」を導入する。
盛岡駅が来年11月1日に開業130年を迎えるに当たり、「新幹線に乗るときも、盛岡らしさを感じてほしい」という思いで、盛岡に縁のあるメロディーにできないかと検討を進めてきたという。この思いに小田さんの協力を得て、今回の導入が実現した。
「ダイジョウブ」は、2007(平成19)年に放映されたNHK連続テレビ小説「どんと晴れ」の主題歌。同作品では盛岡が舞台となり、市内でも撮影が行われた。発車メロディー用への編曲・制作は、作曲・編曲家としても活躍する市内在住の佐藤将展(しょうてん)さんが担当する。
発車メロディーは、主に上りの11番線・12番線用、主に下りの13番線・14番線用の2種類を導入。新幹線ホームでの発車メロディー導入は、県内の新幹線駅では一ノ関駅に続いて2例目、他県を含めた東北新幹線の駅では6例目となる。
11月からの導入に先駆け、10月19日の「盛岡駅まつり」で音源の初公開も行われる予定。JR東日本盛岡支社広報室の担当者は「ぜひ盛岡に来た皆さんに、帰る時や帰ってからも盛岡のことを思い出してほしいという気持ちを込めた。新幹線に乗る時も盛岡らしさを感じてもらえればうれしい。音源の公開も楽しみに待っていてほしい」と呼び掛ける。
導入期間は2021年10月31日までの2年間を予定している。