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「盛岡城跡公園」芝生広場整備事業に向けた懇話会開催へ 市民委員募集

整備が予定されている盛岡城跡公園芝生広場

整備が予定されている盛岡城跡公園芝生広場

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 盛岡市は現在、盛岡城跡公園芝生広場整備事業に係る懇話会の市民委員を募集している。

 「盛岡城跡公園芝生広場整備事業」は、市が公募設置管理制度(Park-PFI)を活用して、芝生広場の再整備や植栽の整理、公衆トイレの移転整備などを行うとともに、公園利用者の利便性向上につながる収益施設を整備し、公園の魅力向上や活用を進めるというもの。

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 Park-PFIは民間の力によって都市公園を整備する手法で、公園の再生や活性化を推進する。地方公共団体の限られた整備費や維持管理費では、公園施設の整備や更新も限界があり、その中で継続的な整備を行うためには、公的資金だけではなく、民間資金の活用を進めていく必要があるという。

 同制度を活用した整備事業は、開運橋近くの「木伏緑地」、本宮の「中央公園」でも進められているが、全国的に見ても事業例が少ない。市公園みどり課の担当者は「基本的には地元や岩手に縁がある人に関わってほしいという思いや、公園を盛岡が抱える課題を解決に導く場所にしたいという考えがある」と話し、「例えば中央公園には保育園やフリースクールが設置される予定で、子育てと教育面での課題解決につながる」とも。

 「盛岡城跡公園芝生広場」の整備事業は、ファッションブランド「ミナ ペルホネン」を運営する東京都の「ミナ」が事業者に選ばれ、建築家の藤森照信さんが関わることが発表されている。「ミナ ペルホネン」のデザイナー・皆川明さんは盛岡とのつながりが深く、何度も来盛し、以前から中津川沿いの物件を探していたという。関係者によれば皆川さんは「商売ベースではなく、盛岡に貢献すること」「市民が受け入れなければやる意味がなく、反対意見が多ければ撤退する」といった思いも伝えているという。

 同事業についての懇話会は、有識者や関係団体、市民からの意見を聞きながら計画策定を進めるために実施。1回目は8月5日9時30分から、事業概要の説明や意見交換などが行われ、公開で行うため傍聴することもできる。前日の4日は、皆川さんと藤森さんが出演する講演会が行われ、そこでも来場者向けに整備事業についてのアンケートを行う予定となっている。

 今回の整備事業は、広場や公衆トイレの整備のほか、カフェやギャラリー、ショップを併設した複合施設を設置するという内容。事業費は全て民間事業者が調達する。ブランド専用のショップではなく地場産品も取り扱うほか、カフェでは高齢者スタッフや障がい者スタッフの雇用も想定している。

 担当者は「城跡公園周辺の肴町では商業施設『ななっく』の閉店、内丸では岩手医大付属病院の移転で人の動きに影響があると考えられる。それを解決する施設になることを期待している」と話し、「懇話会では賛成と反対どちらも歓迎。本当の声と率直な意見を聞きながら、どうしていくかを一緒に考えていきたい」と呼び掛ける。

 市民委員の募集人数は2人以内。応募条件は、市内に居住し、1回目の懇話会に参加できる人。応募者は、住所・氏名・年齢・連絡先・志望動機を記載した書類を「公園みどり課」に提出する。様式は自由。メール、ファクス(FAX 019-637-1919)、郵送、持参のいずれかで受け付ける。締め切りは7月29日17時(必着)。

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