東北自動車道・滝沢中央スマートインターチェンジ(IC)の工事現場が4月15日、報道関係者向けに公開された。
スマートICは、ETC専用のインターチェンジで、ETC車載器を搭載した車両であれば24時間利用可能。「滝沢中央スマートIC」は県内で3つ目のスマートICとなり、東北自動車道・盛岡ICから北に4キロ、滝沢ICから南に6キロの場所に位置し、市道茨島土沢線から接続、市役所などがある市内中心部からも近い。
滝沢市と東日本高速道路(NEXCO東日本)東北支社盛岡管理事務所が整備を進め、2017年2月に正式名称が決定、6月に着工式が行われた。現在は4月20日の開通に向け仕上げ作業が行われている。
15日の工事現場公開ではNEXCO東日本の担当者らが事業概要などについて説明。スマートICの開通により、滝沢市の人口の約9割が高速道路ICへのアクセス10分圏域となることで、通勤・通学・レジャーなどで移動する居住者・来訪者の利便性や快適性の拡大、交通渋滞の緩和や交通安全の確保、産業活性化の支援のほか、矢巾町へ移転する岩手県高度救命救急センター・岩手医大付属病院への搬送時間の短縮による救命率の向上も期待されている。
NEXCO東日本盛岡管理事務所所長の白鳥一也さんは「利便性と快適性を感じられるICとして地元の皆さんに貢献できればうれしい。岩手をはじめ東北には素晴らしい観光地が多い。スマートICを利用して東北各地を巡ってほしい」と話し、「スマートICはETC限定なので、ドライバーの皆さんには、機器が付いていることを必ず確認してもらうことと、出入り口での一時停止をお願いしたい」と注意を呼び掛ける。
滝沢中央スマートICは4月20日15時に営業を開始する。