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「旧盛岡競馬場跡地」の愛称決まる 「こがね」と呼ばれた歴史受け継ぐ

4月1日に開所したばかりの人工芝グラウンド

4月1日に開所したばかりの人工芝グラウンド

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 盛岡市が整備を進めてきた「旧盛岡競馬場跡地」エリアの愛称が、「こがねパーク高松」に決定した。

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 「旧盛岡競馬場」は1933(昭和8)年に完成し、1996年に現在の盛岡競馬場がオープンするまでの約65年間にわたって機能してきた。閉場後、跡地の利用について市が検討を始め、跡地全体のうち約17ヘクタールを市で整備することとなった。

 跡地は高松公園がある公園ゾーン、複合福祉施設と高松地区保健センターがある保健・福祉ゾーン、環境学習広場(エコアス広場)がある環境ゾーン、クレーグラウンドなどの施設を備えた高松多目的広場がある自由広場ゾーンの4つのエリアに分かれ、完成した施設ごとに供用を開始。今年の4月1日に多目的広場内の人工芝グラウンドと交流広場が開所した。

 市は、旧競馬場エリアを市民に広く知ってもらい、親しみを持って利用してもらおうと、昨年12月に愛称の募集を実施。589件の応募があり、選考委員会などによって候補作品を選出した後、市が決定した。

 最優秀賞として愛称に選ばれたのは「こがねパーク高松」。旧競馬場が「黄金(こがね)競馬場と呼ばれていたことから、昔の呼び方を残すことで歴史を感じることができ、子どもから高齢者まで分かりやすく呼びやすいという理由で選ばれた。同様のアイデアは複数名から応募があったという。

 優秀賞には「オーバルパーク」と「黄金ふれあいパーク」が入賞。「オーバルパーク」は、「オーバル」には英語で楕円(だえん)という意味があり、競馬場の走路の形を残している跡地にちなんでいることから、「黄金ふれあいパーク」は「黄金」という呼び方に加えて、跡地利用の基本方針である「ふれあい」を含みコンセプトが伝わるという理由で選ばれている。

 4月13日には高松多目的広場のオープニングセレモニーに合わせて表彰式が行われる予定。

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