南部せんべい専門の販売サイト「南部せんべい屋」が3月にオープンした。
サイトを立ち上げるきっかけとなったのが、サイトを運営する「ドローアップウーマン」の社長が南部せんべい好きなこと。南部せんべいにもさまざまな種類があり、それぞれの魅力があることを全国に広めたいと考える中、専門の販売サイトを作るアイデアが生まれた。
岩手県と青森県にあるメーカーの南部せんべいを取り扱い、現在は約100種類を販売。大手メーカーのほか、地域に根付く店の煎餅まで幅広い品ぞろえとなっている。煎餅は、ゴマや豆、カボチャなど使っている素材、厚焼きや煎餅の耳などのタイプごとにカテゴリー分けしているほか、店ごとに検索することもできるように工夫。お気に入りの店や自分好みの煎餅が探しやすいようになっている。
利用者から注文が届いた後に各店へ発注する仕組みで、サイトへの掲載が無料というのも特徴。インターネットなどを活用した通信販売をしていないような小さな店を紹介したいという思いもあり、今後も取扱店舗の増加を目指していく。
同社担当者は「1つのサイトでいろいろな店の南部せんべいが購入できるのも魅力。チョコレートやフルーツ、チーズなど珍しい味付けの煎餅もあるし、店によって歯触りや硬さの違いもあり、いろんなものを食べ比べて、好きな南部せんべいを見つけてほしい」と話し、「シンプルで奥深い南部せんべいの魅力を全国の皆さんへ届けたい。まずはサイトを眺めながら気になる煎餅を見つけてもらえれば」と呼び掛ける。