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岩手県立美術館で「タータン」展 110種類のタータンを展示

 1865年頃 神戸ファッション美術館蔵

 1865年頃 神戸ファッション美術館蔵

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 岩手県立美術館(盛岡市本宮)が4月13日から企画展「タータン 伝統と革新のデザイン」を開催する。

 タータンは2色以上の色を使い、それらの糸が垂直に交わる格子柄のこと。原則として、縦糸と横糸に同じ色のものを同じ本数使い、上下左右対称になる模様のことを指す。本来は羊毛をあや織りにした織物だったが、現在ではデザインそのものもタータンと呼ばれ、スコットランド国立公文書館管轄の「スコットランド・タータン登記所」が登録・管理を行っている。

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 タータンには目的や用途によっていくつかの種類に分けられ、同展では約110種類のタータン生地を展示。中でも、門外不出とされる王室専用の「バルモラル・タータン」は、エリザベス女王の許可がなければ身に着けられないもので、今回特別に公開される。このほか、日本とタータンの関わりを示す資料約160点を通じて、歴史や社会的背景、文化的背景を紹介し、さまざまな視点からタータンが持つ意味と魅力を探る。

 期間中はギャラリートークや講演会、ワークショップなどの関連イベントを行うほか、館内レストラン「パティオ」でも特別メニューを提供。キルトの前身とされる「フェリイ・モー」という布の着付け体験コーナーも予定している。

 担当学芸員は「タータンは身近な格子柄のデザインだが、タータンそのものについてはあまり意識して考える機会は少ない。展示ではタータンの歴史や背景を紹介しながら、タータンの持つ意味や魅力を伝えられれば。フォトスポットも充実しているのでカメラ持参で来館して」と呼び掛ける。

 開館時間は9時30分~18時(4月26日は21時まで、入館は閉館の30分前まで)。月曜、5月7日休館(4月29日、5月6日は開館)。観覧料は一般=前売り800円、当日1,000円、高校生・学生=前売り500円、当日600円、小・中学生=前売り300円、当日400円。5月26日まで。

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