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盛岡のリンゴ農園で平成最後の苗植え会 リンゴの木を100年後の未来へ

「皆さんと一緒に楽しんで植えたい」と佐藤さん。手には今年の秋に収穫したリンゴも

「皆さんと一緒に楽しんで植えたい」と佐藤さん。手には今年の秋に収穫したリンゴも

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 さとう農園(盛岡市羽場)で4月13日、「平成最後の100本新植」が行われる。

 化学肥料や除草剤などを使わず、自然の力を生かしたリンゴを栽培する同園では、30年ほどのペースで新しい苗木を植える作業を行う。昨年から新植の計画を立ててきたが、せっかくの機会を生かしてイベントなどにつなげられないかと考えてきた。

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 同園では1本のリンゴの木にオーナーを募り、農業体験を行うオーナー制度を実施し、今年は20組のオーナーが申し込んだという。そこで、オーナーとして農園を訪れる人だけではなく、多くの人に農園での作業を楽しんでもらおうと、参加者と共に新しい苗を植えるイベントを企画した。

 園主補佐の佐藤澄恵さんは、リンゴ作りに携わり始めて今年で4年目。自身のビューティーケアサロンでエステティシャンとして働きながら、母と祖母、妹らとともに園を運営している。農業を通じて地域貢献につなげたい思いもあり、若者世代と協力した活動などにも取り組んでいる。

 佐藤さんは「数十年に1度の新植は、農家でもなかなか経験しないこと。たくさんの人に一緒に体験してもらいたい」と話し、「農業の世界では後継者問題もあり、若い皆さんと何かできればと考えている。農園が多くの人が集まるコミュニティーの場にしていければうれしい」とも。

 当日は集まった参加者らと共に100本のリンゴの苗を新しく植える。昼にはおにぎりやりんごジュースなどの軽食を提供する予定。

 リンゴの木は植えると100年は続くという。100年後の未来の子どもたちにリンゴの木を残したいという思いも込めた。佐藤さんは「自然に触れる機会が減る中で、未来の子どもたちに今できることは何だろうと考えた。その1つに、自然の中で過ごす時間を作ることがあると思う。リンゴの木というバトンを子どもたちにつなげて、その子どもたちが次の世代へと渡してもらいたい」と話す。

 開催時間は9時~14時を予定。参加費は500円。申し込みはメールで受け付ける。

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