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15回目の「もりおか雪あかり」開催へ 降雪少なく、心配の声も

昨年の「もりおか雪あかり」の様子。十分な積雪でスノーキャンドルの個数も多かった

昨年の「もりおか雪あかり」の様子。十分な積雪でスノーキャンドルの個数も多かった

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 「もりおか雪あかり2019」が2月7日~9日、市内各所で開催される。

「プラザおでって」2階で開催中のポスター展

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 「もりおか雪あかり」は市民や観光客の交流、地域活性化などを目的に毎年開かれている盛岡の冬の風物詩。雪で作るスノーキャンドルに火をともし、寒い盛岡の冬を優しく照らし出す。今年も盛岡城跡公園ともりおか歴史文化館前広場をメイン会場に、盛岡駅滝の広場やMOSS広場、岩手県公会堂など市内11カ所をサブ会場にスノーキャンドルや雪像で飾り付ける。

 今年で15回目を迎え、オリジナルの雪像の美しさや芸術性を競い合う「雪あかりアートコンクール」は10回目となる。15回目を記念して今月17日からは、「プラザおでって」2階ロビーと盛岡駅のわんこロードでは、これまでの軌跡を振り返るポスター展も開催。1回目から14回目までのポスターのほか、当時の様子を撮影した写真も展示する。雪あかり期間中は、もりおか歴史文化館前広場に設置するテント内でも展示を行う予定。

 「雪あかりアートコンクール」の参加者は1月30日まで募集。コンクールで作る雪像にはスノーキャンドルを設置し、夕方に火をともした状態が採点基準となるため、スノーキャンドルとの組み合わせ方も審査のポイントとなる。参加はグループでも個人でも可能。作品は審査員が評価するほか初日の7日に来場者審査を行い、入賞作品には賞状と副賞を贈る。スノーキャンドルの製作や当日の着火作業、終了後の撤去作業などを行うボランティアサポーターも28日まで募集している。

 2016年、2017年と雪不足に見舞われ、昨年は久しぶりに十分な雪に恵まれた一方、今年は降雪量が少なく、雪不足が心配されている。毎年市内から雪を運搬しているが、その量もかなり少ないと見込んでいる。実行委員会事務局の担当者は「楽しみにしてくださる方も多いので、昨年並みとは言わずとも何とか開催したい。規模の縮小も考えているが、今は様子見といったところ」と話し、「盛岡の寒い冬をどう楽しむか、どうやっておもてなしするかというところからスタートしたイベント。少しでも皆さんの心に温かさを届けられればうれしい」と呼び掛ける。

 ボランティアとアートコンクールの参加申し込みは郵送もしくはファクスで受け付ける。要項は公式ホームページで確認できる。

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