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もりおか歴史文化館で縁起物がテーマの展示 身近な「めでたさ」見つけて

展示室中央には鶴や亀、松竹梅など縁起物が盛りだくさんに描かれた夜着が展示してある

展示室中央には鶴や亀、松竹梅など縁起物が盛りだくさんに描かれた夜着が展示してある

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 もりおか歴史文化館(盛岡市内丸)テーマ展示室で現在、テーマ展「めでた尽くし」が開催されている。

 年末年始に合わせて「縁起物」を題材にした展示を行っている同館。今回も来館者らへ「良い年越しを迎えられるように」と願いを込めて、収蔵資料の中から学芸員がよりすぐった「おめでたいもの」が並ぶ。

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 担当学芸員の太田梯子さんは「『縁起物や験担ぎなんてあまり気にしないよ』という人も多いかもしれないが、よく見ると身の回りは縁起物にあふれている。例えば赤色は悪いものを払う縁起の良い色といわれている」と話す。「特に年末年始は縁起物に出合う確率がぐっと上がる。身近にある小さな幸せや縁起物を見つける楽しみのきっかけにもしてもらえるとうれしい」とも。

 展示室には鶴や亀、松竹梅などおめでたい図柄を使った着物や夜着のほか、七福神やだるま、タイなどの形を模した「花巻人形」、能狂言や歌舞伎の縁起の良い演目として知られる「三番叟(さんばそう)」を描いた掛け軸などが並ぶ。資料の1つには盛岡藩内で使われていた紙幣「盛岡藩札」もある。七福神が描かれていたことから「七福神札」とも呼ばれ、七福神の絵の中には「モリヲカ」の文字が小さく隠されているという。

 2019年1月5日18時からは、日本における「めでたいもの」「縁起物」に関わる文化などについて、学芸員が展示を見ながら紹介する「歴文館ナイトミュージアム」を開催。年末年始に合わせて常設展示室では来年の干支(えと)「亥(い)=イノシシ」にまつわる資料の展示も行っている。

 太田さんは「おめでたいものに囲まれていると、なんだか幸せな気分になってくる。過ぎゆく1年に感謝して、新しい年の訪れを祝う年末年始にぴったりな展示なので、たくさんの皆さんに福が訪れることを願いたい」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~18時(受け付けは17時30分まで)。第3火曜休館。観覧料は一般=300円、高校生=200円、小・中学生=100円(盛岡在住の65歳以上、盛岡在住もしくは就学の小・中学生は無料)。年内は12月30日まで、来年は1月2日から開館する。2月18日まで。