サッカーJ3「グルージャ盛岡」は12月4日、2019年シーズンからチーム名を「いわてグルージャ盛岡」に変更することを発表した。
同チームはJ昇格初年度の2014年に盛岡をホームタウン化。その後、岩手県内全域をホームタウンへ拡大することを目指し、2017年に北上市など31市町村をホームタウンに追加した。陸前高田市については、J1の川崎フロンターレと友好協定を締結していたため申請を見送っていたが、川崎フロンターレの快諾を得、市と協議を重ねた上で申請。11月末のJリーグ理事会で承認され県内全33市町村が本拠地となった。
チーム名はホームタウンの追加を受けて変更。「いわて」を冠し、名実ともに岩手全土の誇りあるクラブを目指し、将来的にはJ2、J1への昇格も見据える。チーム名と共にエンブレムデザインも一新。2羽の鶴が向かい合う南部藩南部氏の家紋「向鶴」をメインシンボルに、岩手県の形をモチーフにした左右非対称の外形で囲んだ。クラブスローガンに掲げる「一岩(いちがん)」に合わせ、クラブが一つとなって最後まで戦い、勝利をつかむイメージを表した。
チームの広報担当者は「クラブ名も変更し、これまで以上にファン・サポーター、岩手の皆さんから愛されるクラブになれるように精進していく。ぜひ、スタジアムに足を運んで、声援を送ってもらえればうれしい」と呼び掛ける。