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盛岡で映画を通じて「多様性」学ぶイベント 「LGBTって何?」をテーマに

「まずは知ることから一緒にスタートしましょう」と呼び掛ける森藤さん

「まずは知ることから一緒にスタートしましょう」と呼び掛ける森藤さん

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 「LGBTって何?~映画を通して性の多様性について考えよう~」が12月8日、「プラザおでって」(盛岡市中ノ橋通1)大会議室で行われる。

 同講座を主催する「もりおか女性センター」は、本年度のテーマに「チャンス・チャレンジ・チェンジ!多様性を認め合う社会へ」を掲げ、講座やイベントなどを実施してきた。今回は「LGBT」について理解を深める講座として、映画を使った内容を企画した。

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 講座を担当する森藤雅美さんは「テレビなど多くのメディアでLGBTについて取り上げられる機会は増えたが、差別や偏見がなくなったわけではないし、悪いイメージを持つ人もいる。それを解消するには知ってもらうことが一番。その入り口として映画なら分かりやすいと考えた」と話す。

 当日は映画「チョコレートドーナツ」を鑑賞。「障がいを持ち、母親に育児放棄された子どもと家族のように暮らすゲイカップル」の物語で、アメリカであった実話に着想を得て製作されたという。映画鑑賞後は、岩手で初のプライドパレードを実施した「いわてレインボーマーチ」代表の加藤麻衣さんを招き講義を行う。

 「もりおか女性センター」副センター長の高橋和佳子さんは「LGBT以外にも人の数だけ性的指向や性自認というのは存在する。実際にLGBTにプラスしたLGBTsやLGBTQ、全ての人に当てはまる性的指向と性自認を表す『SOGI』という言葉も使われている」と話し、「私たち自身もその中のどれかには当てはまる。誰もが持つ個性として捉えられることを知ってもらいたい」とも。

 今回の講座は参加対象を「テーマに関心のある市民」に設定し、託児を行うなど幅広い多くの人が参加できる環境を整えた。森藤さんは「周りに当事者がいないから関係ないのではなく、たくさんの人が知識を身に着けることで、差別を減らしていくことにつながる。まずは『LGBTって何?』というところから、一緒に知ることをスタートして」と呼び掛ける。

 開催時間は13時~16時。参加無料、託児は子ども1人につき800円。参加には事前申し込みが必要。申し込みは電話(TEL 019-604-3303)で受け付ける。定員は30人。託児受け付けは今月29日まで。