「岩手大学出張MIU(ミウ)cafe もりおかの木を使ってまた植えるために。Vol.2」が11月19日、DIYスペース「KITENE(きてね)」(盛岡市肴町)で開催される。
イベントを主催する「盛岡市産学官連携研究センター(通称:コラボMIU)」は、盛岡市と岩手大学が協力し、大学の研究成果や知的財産の活用、新規創業支援、研究開発型企業の誘致などを行う。同施設では、情報交換の場として「コラボMIUcafe」を開催。大学で指導する先生や地元企業で活躍する人などを講師や話題提供者に招き、1つのテーマについて参加者らとディスカッションする。
普段は施設のロビーを会場としているが、取り組みを広く知ってもらおうと2016年度から会場を変えた出張版をスタート。今回で5回目を迎え、「もりおかの木を使って、また植えるために。」と題して、地域の森林産業や地元産の木材活用をテーマに選んだ。10月には同じテーマで主に森林産業や山に着目した「Vol.1」を実施。今回は「Vol.2」として、木材を使ったデザインや使い手にフォーカスする。
講師・話題提供者には岩手大学で工業デザインについて教える田中隆充さん、会場となるKITENEの発案者で「ホームセンター」代表取締役の齋藤健吾さん、KITENEの開設に携わった清水畑建設代表の清水畑貴彦さんを招く。
聞き手として参加する「コラボMIU」の金澤健介さんは「今回のサブテーマは『デザインの視点から考える地域材の利活用』。KITENEや肴町商店街の皆さんの取り組みを紹介しながら、木材を使ったデザインの視点や、地域の木材を使いたいという使い手の思いから、盛岡の木について考えていきたい。参加者の皆さんからの意見も大歓迎。クロストークを楽しんでもらいたい」と話す。
金澤さんは「新しい出会いの場所としても機能してきたイベントなので、これからは出会った皆さんが連携して新たな場を作ってほしいという思いもある」と話し、「普段林業や木材についてあまり考えたことがないという皆さんや、地域材を使ってみたいと気になっている皆さんに聞いてもらいたい。気軽に参加して」と呼び掛ける。
開催時間は19時~21時。参加費は300円(ドリンク代)、学生は無料。定員は30人。参加申し込みは電話(TEL 019-622-8889)とメールで受け付ける。締め切りは11月15日。