八幡平アスピーテラインで9月2日、「八幡平ヒルクライム2018」が開催される。
ヒルクライムは、山や丘陵地帯など急こう配のコースを自転車で走る登坂競技。県内では同大会が3大会目となる。実行委員会事務局長の伊藤敬さんの趣味の一つは自転車で、県内や東北などで行われる大会に参加してきた中で、八幡平でも大会ができないかと考えたという。
伊藤さんは「八幡平は景色も良く、勾配もちょうど良いのでヒルクライムのコースとしてもぴったりだと思っていた。イベントを開催する場所としても知名度があり、環境や設備も整っている。3年前から検討を重ねてきたがようやく開催できる」と話す。
メインコースは「松尾八幡平ビジターセンター」がスタート地点となり、「八幡平アスピーテライン」を通り、「八幡平山頂パーキング」手前までの約19キロ。最大標高差は1083メートルで、獲得標高は上り1134メートル、下り55メートルとなる。初心者向けのショートコースとして「御在所パーキング」までの約8キロも用意する。
現在は参加者を募集。参加資格はコースを規定時間内に完走できる自信を有する小学5年生以上の男女で、自転車保険への加入と未成年者は親権者の承諾が必要となる。募集クラスは年齢制限のないエキスパートコース、小学5年生から中学生までが参加できるジュニア、ショートコースを走るビギナーのほか、年齢・性別ごとに全10クラスを用意する。
大会当日の7時から11時まで、メインコースとなる「八幡平アスピーテライン」は交通規制となり一般車両の通行は不可。樹海ラインが迂回(うかい)路となる。
伊藤さんは「アスピーテラインを車でのドライブとは違った目線で登っていくのもヒルクライムの面白さ。レースの前後には温泉や観光も楽しんでもらいたい」と話し、「自転車は八幡平の自然を満喫できるツール。過ごしやすい時期になって来るので、レースだけではない八幡平の魅力を味わって」と呼び掛ける。
参加料は各クラス6,300円。定員は300人。定員になり次第締め切る。エントリーはインターネットと電話で受け付け、電話のみ8月15日締め切り。