「チャグチャグ馬コ」風の装飾を施した路線バス「チャグバス」が5月26日、運行を開始した。
同バスは滝沢市と岩手県北バスが共同で今年初めて取り組むもの。公共交通と観光事業をコラボレーションすることで、公共交通の利用促進と観光客の増加を図るとともに、「チャグチャグ馬コ」のPRを行うために企画された。
車内にはチャグチャグ馬コの写真のほか、実際に馬の装束に使われる手綱や飾り、馬の乗り手が身に着ける豆絞りなどをイメージした装飾品が飾り付けられている。窓にはチャグチャグ馬コをかたどったステッカーと、チャグチャグ馬コのキャラクター「U-ma(ウーマ)」の塗り絵が張り付けられている。
塗り絵を作成したのは滝沢市内の「ハレルヤ保育園」の園児たち。25日には園児24人がバスの飾り付けを行い、色鮮やかな塗り絵や装束をイメージした飾りなどをバスへ貼り付けていった。飾り付け後は、バス車内を見学。運転席へ座り、運転手になりきった子どもたちは歓声を上げ、最後は「いってらっしゃい」の声でバスを見送った。
県北バスの田中直喜さんは「チャグチャグ馬コは滝沢・盛岡地域で愛される初夏の風物詩。チャグ馬をモチーフに飾り付けたバスに乗って地元の皆さんにも楽しんでほしい。子どもたちにもバスに親しみをもってもらいたい」と話す。
バスは「チャグチャグ馬コ」開催日の6月9日まで滝沢市近郊の路線を運行。当日は鬼越蒼前神社とビッグルーフ滝沢間をシャトル運行する。