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雫石4地区マップ完成 「長く暮らしても知らない」各地区の魅力と特色紹介

完成したマップを持ってPRする御明神地区マップ「店地人」作成チームの皆さん

完成したマップを持ってPRする御明神地区マップ「店地人」作成チームの皆さん

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 雫石町の町民・役場・地域おこし協力隊メンバーらによる「雫石町・4地区地域づくり会議」は、町内4地区の案内マップを制作した。

 同会議は町内の「雫石」「御所」「西山」「御明神」の地区ごとに開催。地区ごとの課題を解決するために「地域づくり計画」を製し、地域の活性化や情報発信などの活動に取り組んでいる。会議の主なメンバーは地区に住む一般住民らで構成され、役場職員や地域おこし協力隊が計画実践のためのサポートを行う。

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 4地区マップは計画の一環として製作。各地区の会議参加者有志らが「マップ製作チーム」をつくり、地区ごとの特色を生かしたテーマを設けて案内地図の製作に取り組んだ。掲載する情報の選定や取材は住民らが主体で行った。雫石地区では「知られざる産直情報の発見・発信」をテーマに、地区内に点在する農家個人による小規模な産直をまとめた「産直マップ」を作成。

 広大なエリアがある西山地区は「地元民だからこそ知っている楽しみ」「地元民でも知らないネタ」にスポットを当て、隠れた名所や伝説などを紹介する「DEEP西山マップ」、鶯宿温泉など観光施設が集まる御所地区は「地域の伝統行事や祭りの継承」を目的にし、地区内で行われる祭りや行事カレンダーをまとめた「御所マップ」を製作した。

 今年2月、4地区の中で最後に完成したのが御明神地区のマップ「店地人(てんちじん)」。「もらった後も捨てられない地図」を目指し、ほかの地区のマップを見て改善点を取り入れながら2年かけて製作した。マップの形状は3地区分のマップや観光チラシ、写真なども収納できるファイル型。「店地人」という名前は、御明神地区の「店・地域・人」に着目した内容から決めた。

 地図では地区内の観光スポット・撮影スポット・歴史スポット・飲食店・道の駅を紹介。併せて、地図で紹介した場所や店舗に関わる住人を取り上げ、動画インタビューが見られるQRコードを掲載している。

 マップ製作チームに参加する岩持斗季子さんは御明神地区で30年以上暮らし、地区内にある国の登録有形文化財「上和野馬頭観世音」の代表も務める。岩持さんは「地図を作るために地区内を歩いたが、長く暮らしていても知らないことばばかり。地域について正しく知ることで、正しく情報発信できる。この地図が住民の皆さんにとって、地区について学び再認識するきっかけになればうれしい」と話し、「地区内には個々で有名な場所や店もあるが、そこが御明神地区であることは知られていないのが惜しいところ。地図片手に遊びに来て」と呼び掛ける。

 マップは役場や駅、各地区公民館などの主要施設、観光施設などで配布するほか、「まちおこしセンターしずく×CAN」のホームページからダウンロードできる。