岩手町立石神の丘美術館(岩手町五日市)で現在、「2018いわてまちイルミネーション“冬の花畑”」が開催されている。
同館が「恋人の聖地」に認定されていることから、バレンタインデーの時期に行う同イルミネーションイベントは今年で3年目となる。同館の屋外展示場など約25平方メートルに約6万球のLEDライトを設置。「冬の花畑」をテーマに、同館で夏の時期に咲くラベンダーをモチーフにした紫色の光で花畑を再現した。
盛岡市から夫婦で訪れた男性は「今の時期に始まるイルミネーションが珍しくて来てみたいと思っていた。本当の花畑のようで驚いたし、ラベンダーカラーの光がとてもきれい。今度は本物のラベンダーが咲いている時にも来たい」と話す。
期間中の土曜・日曜には、イルミネーションを一度消灯し来場者らが再点灯するイベント「イルミネーションRe:light」を18時と19時に実施。2月14日には「カップル限定バレンタインイベント」として「Re:light」をカップル限定で30分間隔で行い、参加者には「岩手町特製チョコレートケーキ」を進呈する。
会場には「光のお絵かき」コーナーを設置。蓄光シートを貼った、高さと幅が2メールの三角柱に光るペンを使って絵を描くことができる。同町の地域おこし協力隊が企画した移動式屋台も初登場し、特製ホットワインとホットティーを振る舞うほか、美術館に隣接する道の駅「石神の丘」の産直とレストランも延長営業を行い、レストランではイルミネーションイベント限定メニューも提供する。
同町企画商工課の担当者は「周辺は街明かりも少ないので、光がよりきれいに見えると思う。夜間は寒く暗いので、暖かい服装と滑りにくい靴で足を運んで」と注意を呼び掛ける。
点灯時間は17時~20時。入場無料。今月18日まで。