「第10回もりおか街なかゼミナール」が2月1日に始まる。
同イベントは、盛岡市内全域を対象に商店などを会場に各店の店主やスタッフらが講師となり、参加者に専門店ならではの知識や情報などを教える少人数制のミニ講座。商店街の活性化や個店の魅力発信などを目的に2013年にスタートし、「もりゼミ」の略称でも親しまれている。今回で10回目を迎え、これまで延べ4108人の市民が参加した。
講座の内容は店舗によって異なり、取り扱う商品や事業内容に合わせた講座のほか、スタッフの特技や趣味を生かした講座まで幅広く、毎回受講するリピーターや開催を楽しみにしている参加店舗も多い。人気の講座は予約開始から間もなく定員が埋まることも。夜間の講座や子ども連れで参加できるものもあり、終了後のアンケートでは参加者の90%以上が「満足した」と答えているという。
主催する盛岡商工会議所の家子猛さんは「受講者にとってはお店で講座を受けること自体珍しい体験。参加店舗の皆さんからもファンが増えるきっかけなる、業種や業態に関わらず新しい仲間ができる、スタッフのスキルアップになるという声をもらっている」と話す。
今回は「健康」「きれい」「つくる」「まなぶ」の4ジャンルで47講座を開催。体を動かすヨガや社交ダンス、メークレッスン、マッサージ、料理教室、工作体験など店舗の個性を生かした内容がそろう。講座によって講座によって開催日時や参加者の条件が異なり、各店で全講座を紹介したチラシを配布。参加店舗では目印となるのぼりやステッカーも掲示し、チラシはホームページにも掲載する予定。家子さんは「普段気になっていることや悩みをプロに解決してもらう機会にもなると思う。今回も市民の皆さんの生活を少し豊かにする楽しい講座がそろった。気軽に参加して」と呼び掛ける。
受講無料(一部講座は別途教材費が必要)。申し込みは店舗ごとに電話で受け付ける。予約開始は1月27日。各講座とも定員になり次第締め切り。