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盛岡・南大通に小規模ワインバル「Ocho」 1杯でも気軽に楽しめる場所目指して

「Ocho」店内。棚にはスペイン産のワインが並ぶ

「Ocho」店内。棚にはスペイン産のワインが並ぶ

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 ワインバル「Ocho(オチョ)」(盛岡市南大通1)が1月7日にオープンした。

皿に乗る「ピンチョス」とショーケースに並ぶのが「タパス」

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 同店は同市向中野のカフェバー「Calm」の姉妹店で、谷藤恵さんと勤さんが夫婦で営む。「Calm」では地産地消をテーマに地元の野菜を使った料理を提供するが、「Ocho」はワインと手軽な料理がメイン。南大通周辺には女性が1人で立ち寄れる店舗が少ないことから、お酒好きだという恵さんが「1杯でも気軽に楽しめる店を」という思いで開店を決めた。

 恵さんは開店前に1人でスペインへ渡り、現地のバルを巡ってきたという。恵さんは「1杯飲んで次の店へはしごする様子がとても気に入った。昔ながらの店は1人で入るのに少しためらってしまうし、1杯だけでは立ち去りづらい。『やあ』と入って来てパッと帰れるような場所が欲しかった」と話す。「この辺りは住んでいる人たちが街を盛り上げていて、その雰囲気が好き。私たちも地域を元気づける力の一つになれれば」と続ける。店名の「Ocho」はスペイン語で8という意味で、八幡宮へと続く昔ながらの地域への親しみを込めた。

 料理は串にさまざまな食材を刺した「ピンチョス」と小皿料理「タパス」を提供。メニューは置かず、ショーケースやカウンターに置かれた大皿から来店客が食べたいものを好きに選ぶスタイルで、ピンチョスは1串250円から、タパスは1皿300円からとなる。ドリンクはスペイン産ワインと自家製サングリアを1杯500円から用意。席はカウンターとテーブルがあるが、席数に関わらず立ち飲みもできるスタイルとなる。

 恵さんは「ピンチョスとタパスを選んだのは、メニューを見てあれこれ考えたり説明したりしてしまわないように。難しい話は抜きにして、直感でおいしい料理とワインを楽しく味わってもらいたい。『なんだかちょっとお酒が飲みたいな』という時には気軽に立ち寄って」と呼び掛ける。

 営業時間は17時30分~23時。月曜定休。

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