「もりおか歴史文化館」で冬がテーマの企画展 盛岡の冬支度に焦点

昔の防寒着が並ぶ一角

昔の防寒着が並ぶ一角

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 もりおか歴史文化館(盛岡市内丸)で現在、企画展「もりおか冬事情~寒さと戦う・冬を楽しむ~」が行われている。

木や竹を使ったスキーやげたスケートなどの冬遊びの道具の展示も

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 同展は盛岡の冬と厳しい寒さをテーマにしたもの。盛岡は北上盆地の中にあり、本州の県庁所在地の中で年平均気温が最も低く、冬場は最も寒いとされているという。同館学芸員から「盛岡の寒さに注目した展示をしたい」という声があり、同展を企画した。

 今回の展示では昭和時代を中心に、当時の暮らしの様子が分かる写真や書物、衣服、日用品などの資料156点を展示。戦中・戦後にかけての盛岡の暮らしを子どもの目線から紹介した「ジジからの絵手紙」の作者・菅森幸一さんによる原画や、ワラを使った手袋などの防寒着、カイロや湯たんぽといった暖房器具、遊び道具などが並ぶ。人々の暮らしや年中行事などをメインとした民俗学系の展示は今回が初となる。

 同館学芸員は「盛岡の冬は、昔に比べると暖かくて降雪量も少なくなっているという。今より寒さが厳しく、雪も多い盛岡で、当時の人たちが寒さと戦いながら冬を楽しんでいたのかを知ってもらいたい」と話し、「現代の生活と比べながら、昔ながらの冬の楽しみ方を取り入れてみてほしい。お年寄りから子どもまで楽しめる幅広い展示になっている。同年代の友達や夫婦はもちろん、家族みんなで足を運んで」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~18時(入場受け付けは17時30分まで)。期間中の休館日は12月19日・31日・1月1日・16日。観覧料は一般=300円、高校生=200円、小・中学生=100円。来年2月12日まで。

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