「いわて若者カフェ」（盛岡市内丸）で10月13日、「第1回カフェミーティング」が開催される。

　同施設は、岩手県内で活躍する若者らに交流・活動の場を提供するもの。今年3月に閉店した「レストラン公会堂多賀」の跡地を利用し、イベントスペースや交流スペースのほか、インターネット動画配信設備や無料Wi-Fiを備え、7月25日にプレオープン。9月19日から本格的な供用が始まった。

　「カフェミーティング」はさまざまな分野で活動する若者に施設を利用してもらおうと企画。施設の運営が本格化する中、若者の利用を待つだけではなく、イベントを通じて施設に足を運んでもらい、若者たちが集まりやすい環境作りを目指す。月に1回のペースで毎回異なるテーマを設け、県内外で活動する若者をゲストスピーカーとして、参加者と共にアイデアを共有しながら若者が活躍するための価値や方法をディスカッションする。

　第1回は「若者たちが繋（つな）がる古民家のリノベーション」をテーマに、リノベーション複合施設「十三日（トミカ）」を運営する「モリノバ」の星麻希さん、紫波町の「オガールタウン」でエコハウスの建築を手掛ける中野夕希さんをゲストに招き、地域や人とのつながりに着目したまちづくりについてパネルディスカッションを行う。

　岩手県若者女性協働推進室の担当者は「県内各地でリノベーションが活発になっている今、まちづくりは若者たちが将来を考えるためのモデルケースの一つになると思う。まちづくりに若者が参加するきっかけにもなれば」と話し、「これからも若者カフェではざまざまなテーマで皆さんに興味を持ってもらえるようなイベントを考えていく。参加はもちろん、今後の情報発信にも注目してもらえれば」と呼び掛ける。

　開催時間は18時30分～20時。入場無料。参加申し込みはメールまたはファクスで受け付ける。当日参加も可能。