「やはぱーく」(矢巾町大字又兵エ新田)で10月21日・22日、体験型謎解きゲーム「ESPIONAGE(エスピオナージ)入隊最終試験場」が開催される。
体験型謎解きゲームは、参加者が会場に閉じ込められたという設定で、出題される問題を解いたり、与えられる指令を行ったりしながら、その場所からの脱出を目指すゲーム。今回は「やはぱーく」で16日に始まる「ハロウィン・パーティー」の一環で行われ、当日は仮装コンテストやライブイベントなども開かれる。
同施設では昨年初めてハロウィーンイベントを行った。施設の利用者は親子連れや高齢者が多く、若者向けのイベントを用意したいということから、イベント企画団体「羅針盤計画」に依頼。「呪われたハロウィンナイトからの脱出」というテーマで行い人気を集めた。
同団体はこれまでも「体験型謎解きゲーム」を企画し、今年3月に盛岡町家「三喜亭」を会場に開催したものはチケットが完売し、県外からも参加者が集まり好評を得たという。同団体代表のモウリコウキさんは「やはぱーくでのイベントは、親子連れや小さな子どもたちなど普段は来場しない客層が多く、企画する側としても楽しめた。日常的に使われている場所をどのように非日常の世界にしていくか私たちも力を入れている」と意気込む。
今回は参加者らが架空の諜報(ちょうほう)機関「ESPIONAGE」の入隊試験を受けるために会場に来たスパイ見習いという設定。8人1組のチームとなり突然閉鎖された最終試験場から30分以内に脱出を目指す。「スパイ」がテーマのため、出題される問題や指令は正しい情報を見抜く力が要求される内容を設定している。
モウリさんは「参加者の皆さんがゲームの世界に入り込んで、スパイになりきって楽しんでもらえるような内容を考えている。皆さんには私たちのうそを見抜いて脱出を目指してもらいたい。挑戦を心から待っている」と呼び掛ける。
開催時間は各日10時30分、13時、15時の3回。料金は500円。前売り券はやはぱーくとホームページで販売している。