盛岡市中央通勤労青少年ホーム(盛岡市中央通3)で10月15日、「イワテ盛岡きのこ大祭」が開催される。
「きのこ大祭」は福岡発祥のイベント。横浜と長野でも開かれ、「きのこを見る・食べる・愛(め)でる」をテーマに、キノコと各地域の魅力を発信している。東北では今回が初開催となり、「盛岡市中央通勤労青少年ホーム祭」と共催で行われる。
同施設は働く若者らがクラブ活動や講座などを通じて交流する場となっていることから、菌類であるキノコが菌糸を伸ばして仲間を増やしていくように人と人とのつながりが広まってほしいという思いから、昨年行われたホーム祭もキノコをテーマに開催。地域の人と交流しつながりを持つというホーム祭の目的とも重なったことに加え、10月15日が「きのこの日」であることから、今年もキノコをテーマにきのこ大祭との共催を決めた。
同施設館長の花坂資子さんは「この施設があること、そして若者たちがさまざまな活動を行っていることはあまり知られていない側面がある。きのこと共にホームについて知ってもらい、仲間を増やすことができればうれしい。当日は若者たちのエネルギーを存分に感じてほしい」と話す。
イベントではキノコにまつわる出店や展示が並び、ホームの会員による食堂のメニューもきのこ汁などキノコを使ったメニューを提供する。「きのこを知る・見る・学ぶ」展示コーナーのほか、イワテきのこ大使の「わんこの里のわんこ郎」や「もっときのこを食べようプロジェクト」のキャラクター「なめじろう」も来場し、さまざまな形でキノコを楽しめる。併せてホーム祭恒例の餅まきや会員らによるステージ発表、作品展示も行われる。
きのこ大祭の運営に携わり「無類のキノコ好き」としても知られる「盛岡市外山森林公園」管理人の高橋久祐さんは、「キノコは森林環境と共生関係にあって、自然の豊かさを知るバロメーターの一つだと思っている。キノコを通じてさまざまなつながりが生まれることを楽しみにしている。ぜひ遊びに来て」と呼び掛ける。
開催時間は10時~15時。入場無料。駐車場がないため公共交通機関での来場を呼び掛ける。