「河南をアツく語るよもやま話の会」が10月14・15日、盛岡市河南地区を中心に中心市街地をボンネットバスで巡回する「ボンネットバスで巡る盛岡駅・材木町と歴史文化ゾーン『河南』」を実施する。
同会では2015年10月から河南地区を回る「河南循環バス実験」を実施し、今回が6回目となる。前回の実験ではルートを大幅に拡大し、河南地区に加えて材木町や盛岡駅方面を巡回し、地域住民から好評を得た。今回は旅行会社「トラベルリンク」と協力し、以前から提案があったボンネットバスの運行を企画。前回の実験と同じく駅方面と河南地区を回るルートを設定した。
同会会長の佐々木栄一さんは「実験を始めたころから、河南地区の風景とボンネットバスは相性がいいという意見があり、いつか河南地区でボンネットバスを走らせたいという構想があった。ルートも前回の実験で手応えを感じている。駅方面からのアクセス面も充実させていきたい」と話す。
今回のバスは、盛岡駅始発ルート、河南地区を周遊する「河南ぐるっとエリア」、河南地区を出発し駅方面を向かうルートの3つの路線を用意。駅始発の路線は盛岡駅西口から材木町、紺屋町、肴町、鉈屋町、盛岡劇場、盛岡八幡宮などの河南地区を巡った後再び肴町へ戻り、駅へ向かう路線は肴町を出発し河南地区を巡り、材木町を経由して駅に到着する。「河南ぐるっとエリア」は紺屋町または肴町を出発して河南地区を回り、12時50分から13時20分の間は中津川沿いに駐車して撮影タイムも設ける。
料金は、大人=300円、子ども=200円。1日、どのバス停でも自由に乗り降りが可能。各発着地で料金を支払い参加証を受け取る。バスの運行に携わる南大通1丁目町内会副会長の平出正樹さんは「盛岡の街をボンネットバスが走る機会は滅多にない。当日は各地でイベントもあるので、バスを上手く利用しながらイベントや街歩き楽しんで、盛岡を満喫してもらいたい」と話す。
今後も利用者の反応を見ながら巡回バスの実験を重ねていく予定。佐々木さんは「まずは街なかでイベントがある時に巡回バスが走るという定着を目指していく。市民や観光客の皆さんはもちろん、歴史好きの皆さん、バス好きの皆さんにも利用してもらいたい。ぜひ河南地区にも足を運んでほしい」と呼び掛ける。
バスルートの詳細や時刻表などは同会フェイスブックで確認できる。