「ゆかたのまち盛岡」キャンペーンが7月15日に始まり、肴町商店街で「ゆかたコンテスト」と「ミスゆかたのまち盛岡コンテスト」が開催された。
同キャンペーンは、市民が浴衣の着こなしや浴衣で街を回遊することを楽しむことで中心市街地や商店街の活性化を図ろうと実施。盛岡が「みちのくの小京都」と呼ばれ、城下町や歴史ある建物が残っていることや、「盛岡さんさ踊り」に合わせて多くの市民が浴衣で出掛けることから企画され、今年で12年目を迎える。期間中に市内約200店舗の協賛店に浴衣で訪れるとさまざまなサービスが受けられるほか、多くの関連イベントが各所で行われる。
盛岡市経済企画課の鈴木茉利乃さんは「イベントの時はもちろんだが、イベント以外でも浴衣姿で街を歩く人が年々増えているように感じる。盛岡は古い街並みがあり、浴衣が映える場所が多いと思う。街を浴衣でいろどって、にぎわいを生み出せればうれしい」と話す。
15日に行われた「ゆかたコンテスト」には夫婦や親子、学生グループなどに加え、「盛岡地域おこし協力隊」の2人を含めた9組、「ミスゆかたのまち盛岡コンテスト」には11人が参加。色鮮やかな浴衣を着た参加者らは、柄を選んだ理由や着こなしのポイント、盛岡の好きなところ、浴衣で訪れたい場所などを思い思いにアピールした。
「ミスゆかたのまち盛岡」に選ばれた佐藤杏菜さんは「まさか自分が選ばれるなんて。本当に驚いている。浴衣が好きなのでうれしい」と話し、「盛岡はレトロな街並みが浴衣にぴったり。喫茶店や商店街に浴衣で出かけるのも雰囲気があって良いと思う。盛岡の夏を浴衣で楽しんで」と「ゆかたのまち盛岡」をPRした。
キャンペーンは8月16日まで。協賛店やイベントなどはホームページで確認できる。