盛岡で「町家のお化け屋敷」、今年も 参加型で物語の主人公に

「今年も楽しみに待っていて」と呼び掛ける製作スタッフの皆さん

「今年も楽しみに待っていて」と呼び掛ける製作スタッフの皆さん

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 もりおか町家物語館(盛岡市鉈屋町、TEL 019-654-2911)浜藤ホールで7月21日から、「町家のお化け屋敷~呪われた神社を救え~」が開催される。

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 同館のお化け屋敷は2015年に周年記念企画として始まり、今年で3回目となる。前2回は昭和をテーマに懐かしさを感じるお化けや妖怪たちが登場してきたが、今回はテーマを一新。近年流行しているミッション参加型の要素を取り入れ、来場者が物語の主人公となって参加するお化け屋敷を企画した。

 今年も会場の仕掛けはスタッフの手作り。昨年までの経験を生かし、通路の幅や曲がり角の回数を工夫。迷路のように入り組んだルートになり、スタートからゴールまでの距離も長めになっている。同館美術監督の長内努さんは「毎年楽しみにしてくれている皆さんがいるので、製作にも力が入る。今年は来場した皆さんが主人公になれる面白さも加えてパワーアップした。派手な仕掛けはないがたくさん驚かせたい」と意気込む。

 ストーリーは、毎年町家に現れる妖怪たちが神社に憑(と)りつき、神様や人間を退治しようとたくらんでいるという内容。来場者は妖怪を退治する役目を任せられ、妖怪たちが苦手なお札を神社の社へ持っていくことになる。社までの道中は神社の周りに住んでいる動物たちが妖怪に憑りつかれた姿で登場し、来場者を追い返そうと待ち構えるという。

 同館学芸員の刈屋千帆子さんは「最近のお化け屋敷は少し大人向けで怖すぎる要素もある。町家のお化け屋敷の良さは、懐かしさがあって家族みんなで楽しめるところだと思う。夏休みの思い出作りに、勇気を持って、妖怪たちに負けずに神社を救いに来て」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~17時(最終入場は16時30分)。入場料は一般=700円、高校生・大学生=500円、中学生以下=300円。8月20日まで。

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