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盛岡で岩手復興ドラマ先行上映会 復興の歩み形に

「日本一ちいさな本屋」(上)と「冬のホタル」(下)の劇中写真

「日本一ちいさな本屋」(上)と「冬のホタル」(下)の劇中写真

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 「盛岡市民文化ホール」(盛岡市盛岡駅西通2)大ホールで3月10日、「岩手復興ドラマ」の先行上映会が行われる。

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 同ドラマは、岩手県が東日本大震災からの復興の様子をまとめる「東日本大震災復興動画制作プロジェクト」によるもの。震災から現在の歩みをドラマを通じて伝えることで、震災の記憶を風化させず、継続的な支援につなげる試みとなる。昨年8月から9月にかけて原作となる物語と出演者の一般公募を行い、「日本一ちいさな本屋」と「冬のホタル」の2作品をドラマ化。テレビでの放映に先駆けて、県内で先行上映が行われる。

 岩手県秘書広報室広聴広報課の佐々木琢磨さんは「震災から6年目を迎え、被災地の現状はどんどん報道されなくなっている。報道されないから復興したというわけではなく、実際はその途中であることを知ってほしい。ドラマという形で後世に残ることが心の復興になれば」と話す。

 先行上映会への入場は入場整理券が必要となる。整理券の申し込みはホームページの専用フォームのほか、FAXと郵送で受け付ける。先着順となり、定員になり次第締め切りとなる。当日空席がある場合に限り、整理券なしでの入場も予定している。上映会では監督や出演者による舞台あいさつ、テーマソングを手掛ける松本哲也さんによるミニライブも行われる。

 佐々木さんは「スタッフ、出演者、撮影などオール岩手で制作したドラマ。岩手から発信できる復興への物語として、県外や世界に向けて多くの人に見てもらう機会を準備している。まずはその前に県民の皆さんに見てもらうことで、震災について改めて関心を持ってもらいたい。ぜひ上映会に足を運んで」と呼び掛ける。

 18時30分開演。詳しい情報はホームページから確認できる。

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