盛岡のFM局「ラヂオもりおか」（盛岡市中ノ橋通1）は、今年盛岡に話題提供した人や団体に贈る「ラヂオもりおかアワード2016」を決定した。

　今年で5回目を迎える同アワードは、2016年に盛岡で活躍し、話題を呼んだ団体や個人を表彰するもの。今回は「ベストアクション賞（最優秀活動賞）」「ベストアスリート賞（最優秀選手賞）」「ベストトピック賞（最優秀話題賞）」の3つの賞を用意した。

　ベストアクション賞に選ばれたのは「NPO法人もりねこ」。里親募集型の保護猫カフェを運営し、野良猫の保護や里親探しなどの活動を行ってきた。障がいや病気を持つ猫を保護する「シェルター」開設に向けたクラウドファンディングにも挑戦し、1年間を通してその活動に注目が集まった。

　ベストアスリート賞には、希望郷いわて大会グランドソフトボール競技の岩手代表チームに所属する千葉友哉選手が選ばれた。グランドソフトボールは、全盲の選手と弱視の選手が混在したチームで行う視覚障がい者の野球競技。今大会で岩手県は3位となり、千葉選手は攻守ともに素晴らしい活躍を見せた。

　ベストトピック賞は「文庫X」の話題が記憶に新しい「さわや書店」が受賞。文庫本を手作りのカバーで覆い、タイトルと著者名を伏せて販売した「文庫X」のほか、文庫本のタイトルを使って作る「文庫川柳」など、本を楽しむ新しい取り組みを全国に発信・展開したことが評価された。

　同アワード受賞者の表彰は12月30日放送の年末特別番組「ランパスト2016」内で行われる。放送時間は12時～17時。