岩手県国際リニアコライダー(ILC)推進協議会は、ILCとハローキティがコラボレーションした「サイエンス×ハローキティ」グッズを8月15日から販売する。
同グッズは、先端加速器科学技術推進協議会(AAA)が行う「サイエンス×ハローキティ・プロジェクト」で制作されたもの。AAAでは、ILCの誘致活動をより多くの人に認知してもらうために「ILC,100万人に広げよう!」キャンペーンを展開。同プロジェクトはその一環として行われ、世界中で親しまれているハローキティとのコラボレーションを通じて、難解な素粒子物理学の世界に興味を持ってもらうのが目的。東北地域で先行発売し、岩手県での販売が最初となる。
販売するグッズはクリアファイル2種類、アクリルキーホルダー、ボールペン、Tシャツ(Sサイズ、Mサイズ)の4点。グッズにはハローキティがILCの装置の一部である「クライオモジュール」に乗る姿や、宇宙の謎を解こうとする姿が描かれる。物理学者は白衣を着ないことから、ハローキティの服装や眼鏡など細部に工夫を凝らし科学を想起しやすいデザインとなっている。
岩手県ILC推進協議会の谷村(やむら)邦久会長は「ILCという言葉を聞いたことがあっても、実際はどんなものか分からないという人は多いと思う。幅広い世代から親しまれるキャラクターと共にILCに興味をもってもらえればうれしい」と話す。
東山堂(県内各店)のほか、パステル館(盛岡市中ノ橋通1)で販売する(ボールペンは9月1日から)。販売場所は今後追加予定。