盛岡広域8市町村で構成する盛岡地域地場産業振興センター(盛岡市繋)は免税販売の認可を受けて1月25日、運営する盛岡手づくり村(盛岡市繋、TEL 019-689-2201)に免税対応機材を導入した。
同施設は、台湾を中心に中国や韓国の観光客が増加していることから、外国人観光客誘致強化のため開村30周年を迎える今年5月を前に免税機能を整備した。非居住者向けに商品を免税で販売できる輸出物品販売場許可を昨年11月、盛岡税務署に申請。12月に許可された。
1月25日に同施設内に免税に対応した機材を設置した免税専用カウンターを整備。導入された機材は1台で、商品購入レシートとパスポート提示で購入記録票を作成し免税処理を行う。南部鉄器や伝統工芸品など展示即売室で販売する持ち帰り可能な商品約4000点が免税対象となる。同施設には外国人観光客向けに英語対応できるスタッフがいるほか、中国、韓国、台湾などの非英語圏の観光客には指さし会話表などで対応していくという。
同センター地場産品普及部の早坂裕美さんは「免税専用カウンターがあることでその場で丸ごと免税の処理が行える。伝統工芸品を購入する外国人観光客の利用の増加につながれば」と期待を寄せる。
運用は2月1日から。