一般社団法人「岩手県イタリア料理協会」が4月17日、発足した。同19日には町屋三●亭(盛岡市鉈屋町)で発足パーティーが行われた(●は七が3つ)。
盛岡は、ワインの消費量も全国的に多く、わんこそばや冷麺など麺文化が定着している土地柄。パスタなどイタリア料理も受け入れられてきた。現在、盛岡市内中心部には40店余りのイタリアンレストランが集まり、人材不足も課題になってきているという。今回、岩手県内のイタリア料理人の連携を深め、イタリア料理の普及、若手人材の育成、入手困難な輸入食材の確保などを目的に同協会を発足。
同協会には岩手県内から16店17人のイタリア料理人が加盟した(同19日現在)。パーティーには、岩手県内の生産者や商社など取引先から39人が参加。協会加盟の料理人による岩手県産食材を使った創作料理6品が振る舞われた。
今後はイタリア料理普及を目的に、6月には同協会加盟店で利用できる共通食事券の発行を予定。料理人のレベルアップや若手育成に向けた勉強会や、岩手県産食材を使用したイタリア料理のイベントやフェアを開催する。
同協会会長を務める「Volare(ヴォラーレ)」(盛岡市菜園2)店主の八戸美恵子さんは「料理人のレベルアップやイタリア料理に合う岩手食材の発掘をしていきたい。岩手から県外に岩手県産食材を使ったイタリア料理をアピールしていければ」と意気込む。