ハンドメード雑貨を扱う「コレクティヴモード」が6月23日、市内大沢川原に移転オープンした。
5月末まで清水町にあった店舗を閉め、現在の場所に移転。これに際し盛岡でハンドメード雑貨を制作している作家を中心に約20人の作品を集め販売している。
店内には所狭しと手作り雑貨を並べ、思わずに手に取りたくなるような品々をそろえる。天然石のブレスレッドや布製かばん、デザインペーパーなど、作家の気持ちが伝わる「作品」ばかりだ。観光客だけではなく盛岡市民にも気軽に手に取ってもらえればと取引するのは、盛岡手づくり村に拠点を構える天然石を扱う「まる薫。工房」(繋字尾入野)の商品。天然石のバラ売りもあり、客は店内でオリジナルブレスレッドをハンドメードすることもできる。
店主の小田島陽子さんは「オープン当初は品数も少なかったが、今ではたくさんの作家さんとつながることができて商品も増えた。個性のある新しい作家を発掘して、作品を発信していける場所にしていきたい」と話す。移転してからはアフリカの布を使って雑貨を制作する東京の作家の作品も扱うようになった。「今後は、世界の手仕事も集めていきたい」とも。
今年12月1日には10周年を迎える。シンプルでもナチュラルでもなく、さまざまなテイストが混ざり合っているところが同店の魅力。「ハンドメード雑貨の販売だけではなく、いずれはワークショップも開催したい」と小田島さんは話している。