岩手県の染織業4社で結成する「いわて そめ・おりネットワーク」(八幡平市松尾寄木)は12月1日・2日、六本木ヒルズ(東京都港区)のテレビ朝日本社1階、イベントスペース「umu(ウム)」で「いわて そめ・おりファッションショー&新作展『~安らぎと温もり~』岩手の布土」を開催する。
メーンイベントとなるファッションショーでは、ホームスパンや紫根染めなど岩手オリジナルの染め物や織物を使用した新作53点を紹介。草木染めの着物や温泉地の地熱を利用した「地熱染め」のドレスなど、手仕事によって生み出された「エココンシャス」なファッションを披露する。参加4社の企業紹介と製作工程を紹介する映像も流す。
代表の高橋誠行さんは「県外でファッションショーを開くのは今回が初めて。岩手の染めや織りに興味を持っていただき、各社それぞれの感性を生かした作品を直に堪能してほしい」と話している。
同ネットワークは2001年2月、「岩手の染織業の活性化と魅力あるものづくり文化の継承」を目的に、紫根染め・茜染めの「草紫堂」(盛岡市紺屋町)、天然藍染めの「染屋たきうら」(同繋)、ホームスパンの「みちのくあかね会」(同名須川町)、地熱蒸気染めの「地熱染色研究所」(八幡平市)の4社で設立。県内外で展示会を開催しながら、岩手の染め物と織物を全国に発信する。
ショーの開催時間は1部=11時~、2部=13時30分~、3部=16時~。新作の展示会は2日11時~19時。ショーの観覧・入場無料。