ペットの殺処分ゼロを目指す動物保護施設「ペットの里」(滝沢市鵜飼、TEL 03-6833-0456)が9月20日、開所する。
一般財団法人「ペットの里」は、東京オリンピックまでにペットの殺処分ゼロを目指す「ZERO JAPAN(ゼロジャパン)プロジェクト」を立ち上げ、企業からの協賛やコラボレーション商品などを通じて受けた寄付を全国の動物保護シェルターに資金配分できる仕組みづくりに取り組む。
同施設は、敷地面積約12万坪の広大な土地に保護施設と約5000坪のドッグランを備える動物保護施設。保健所などに預けられ殺処分を待つ動物を保護し、2020年までに犬8000頭、猫4万5000匹の保護を目標としている。高齢者や子どもが気軽に動物と触れ合える場を提供するほか、社会的弱者の雇用を促進にも貢献していく考え。今後は里親探しのための譲渡会も定期的に開くほか、霊園やペットと宿泊できる施設を整備する予定。「世界最大級」の施設を目指す。
同法人代表理事の田中亜弓さんは「愛されるために人に生み出されたペットは殺すのではなく人が責任をとっていくべき。保護施設の強化と人の意識を変えていきたい」と話す。
ドッグランの一般開放は土日のみ。見学は平日も随時受け付ける。開所時間は11時~17時。