雫石町の役場前で5月16日、三輪車による耐久レース「S-1GP(グランプリ)」が開催された。
「世界選手権2010シリーズ雫石三輪車耐久レース」と銘打ったレースは同日、世界アルペン記念公園(雫石町)に設けられた1周400メートルの特設リンク(コース)で行われ、晴れ渡る青空の下、正午から2時間にわたりデッドヒートが繰り広げられた。
同レースは同町の活性化をサポートする任意団体「まちあそび実行委員会」が主催したもので、開催は今回が初めて。市販車クラスとチューニングカークラスの2部門があり、いずれも1チーム3~10人による2時間(及び4時間)の耐久戦で行われる。シリーズ戦で9月までに全5戦を開催。
初戦となった今回は市販車クラスのみ4チーム30人余りが参加。同町内の2家族で構成する「ONチーム」が、2時間で40周(16キロ)を走破し「激戦」を制した。以下、お隣の秋田県仙北市から参加した「原レーシングチーム」、同町役場職員で構成する「暴YA戦隊」、実行委員会主要メンバーによる「どっとはれチーム」が続いた。
実行委員長の石井浩一さんは「すごく楽しかった。確かにしんどいが、このレースの楽しさをぜひ知ってほしい」と話す。普段使わない筋力を長時間にわたって使ったせいか「2日後の今日も体が痛い(笑)」とも。
第2戦は6月20日に開催。その後、7月25日、8月22日、9月19日に予定する。参加費は1チーム1万500円。チューニングカークラスは公式車検が必要。