盛岡のタウン誌「てくり」が創刊10号-「なくなりそうなものを追いかけて」

てくり10号の表紙。赤いコートの女性は岩手大学の現役女子学生

てくり10号の表紙。赤いコートの女性は岩手大学の現役女子学生

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 まちの編集室(滝沢村)が発行する盛岡のタウン誌「てくり」が創刊10号を迎えた。

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 巻頭特集では「北の宿から」と題し、市内の老舗旅館「熊ケ井旅館」(盛岡市大沢川原)と老舗バー「にっか亭」(大通2)の2店を切り盛りする名物女将(おかみ)を取り上げる。そのほか、同誌は「泊まって楽しむ盛岡」をテーマにすることから、古い飲み屋街の八幡町で行われた飲み歩きイベントや神子田朝市(神子田町)を体験取材する。

 編集とデザインを手がける木村敦子さんは「(盛岡の街で)なくなりそうなものを追いかけて10号まで来た。確かに一つの節目」と話す。取り上げた神子田朝市については「売り子のおばちゃんの高齢化が進んでいて、『70代で若手』と聞いた。産直に比べて安いのでぜひ利用してみては」とも。

 同誌の創刊は2005年5月で、以来年2回のペースで発行している。体裁はA5判40ページ、オールカラー。市内では、さわや書店と東山堂書店の各店、イオン盛岡SC未来家書店、ジュンク堂盛岡店ほか、青山ブックセンター、恵文社一乗寺店などで販売している。

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