盛岡の街並みを歩きながら見て回る「中津川盛旬てくてくツアー」が中高年を中心に話題になっている。
同ツアーは、市の中心街を流れる中津川とその周辺に点在する文化財指定の建物や美術館を巡るもの。盛岡観光コンベンション協会(盛岡市中ノ橋通1、TEL 019-604-3305)が主催し、「盛岡ふるさとガイド」(会長=大矢正典さん)がボランティアで街を案内する。
今月10日に行われたツアーでは、同協会のボランティア組織「MTCAサポーターの会」の24人が参加。プラザおでってをスタートし、岩手銀行中の橋支店、雑貨店の茣蓙九(ござく)、紺屋町の第5分団建物など巡り、その後上の橋から中津川べりを散策。もりおか啄木・賢治青春館で休憩をとった後に清水町にある南昌荘までの約3キロを歩いた。
参加者の男性は「最近はクルマでの移動がほとんどで、なかなか街中を歩くことがない。歩くと見えてくるものがたくさんあることに気づかされた」と感慨深げ。上の橋にある擬宝珠(400年の歴史がある)の説明を聞いた別の女性は「こんなに古いものが当たり前のようにあるこの街にまた興味が湧いた」と話していた。
同ツアーは10月16日・17日・23日・24日、11月6日・7日・13日・14日に開催。時間は午前と午後の2コースあり、いずれも2人から実施する。料金は大人=2,100円、子ども=1,500円。