雫石町の人里離れた森の中にある喫茶と食事の店「トントゥーのもり」(雫石町西安庭、TEL 019-692-0592)がオープン4カ月を迎えた。
今年5月9日に開店した同店は、ログハウス風の建物で洋風クラシックなインテリアが特徴。「心と体に優しい食事」をテーマにオーガニック食材を使ったメニューを提供している。米や野菜は地元の雫石町内から仕入れるほか、自然食品店の食材も積極的に使う。
「子どものころから、このような(山の中の)環境で田舎暮らしがしたかった」と話すのはオーナーの小笠原澄雄さん。妻の優子さんとともに今年盛岡市から移住し、同店を開店した。「もともと農業でジャガイモ作りをするのが目標だった」(澄雄さん)というが、10年間の事業計画を立てた時に農業だけでは厳しいことから、優子さんの夢でもあった自然食系のレストランを先行する形で実現した。今後はマクロビオティックのメニューも提供するという。
同じ地区から訪れた女性は「最初は(こんな山の中で)大丈夫かなと思ったが、満席の時も結構あるようだ。ゆっくりした空間が他の店と違っていて良い。食事もゆっくり落ち着いて食べられる」と話す。
主なメニューは、「地元でもちょっと話題」のピザうどん(580円)、くるみパスタ(680円)、森の実カレー(680円)うどんと栗おこわ(680円)などで、サラダとドリンクが付いたセットも用意する。スイーツ類は230円~、コーヒーは450円~。席数は3卓10席。
営業時間は10時~21時。木曜定休。