岩手県立図書館(盛岡市盛岡駅西通1)で現在、ミニ企画展「インフルエンザに備える!」が行われている。
同展は国内で新型インフルエンザの感染拡大が懸念されはじめた今月12日ごろに、同館スタッフの発案によりスタート。免疫学や対策、Q&Aなど同館蔵書の中からインフルエンザに関する書籍を30冊ほどリストにしてコーナーに展示したところ、既に13冊を残して他は貸し出されている状態だという。
子ども向けに、児童書のコーナーでも同様に絵本や解説本など10冊ほどを展示するほか、朝日小学生新聞や毎日小学生新聞から関連の記事を切り抜いて展示するなど情報提供にも努めている。
同展を企画した坂巻理恵さんは「新型インフルエンザに関する著書はないが、インフルエンザ全般に関して正しい知識と予防を促すことから企画した。やはり一般の関心は高く、いつもより多く借りられている。図解が多くわかりやすいものが注目されているようだ」と話す。
現在、岩手県内での感染例は報告されていないが、同館ではすでに職員向けにマスクを備蓄するなど、インフルエンザ対策を取っているという。
開館時間は9時~20時。同展は5月28日まで。