盛岡・大通に4月上旬にオープンしたネパール料理店「ニルヴァーナ」(盛岡市大通2、TEL 019-626-5777)が開店1カ月を迎えた。
同店はネパール人の実業家らが経営するエスニックレストラン。横浜や横須賀など関東エリアでチェーン展開し、東北エリアは盛岡の同店が初めての出店となる。これまで盛岡では定着しなかったエスニックレストランの中にありながら、「本場の味」を伝えていると評判だ。
ネパール料理は民族的に近いインドの食文化を受け継ぎ、見ためにはインド料理と変わらない。ネパール人で同店代表のK.B.シャヒさんは「使う香辛料や呼び名が変わる程度。ただ、ネパールは国土に高低差があるので、山岳部、平野部などで微妙に味付けが変わるのが特徴」と話す。
メーンはカレーとタンドリチキン、揚げ物類、サラダ類などで、メニューの数は50種類を超える。特にカレーはポーク、マトン、野菜、豆、ゆで卵などを使った20種類以上を用意し、辛さも4段階で調節可能。最も辛いタイプでは「頭から汗が流れてくる感じ」(30代女性)だという。ネパールのオリジナル料理は、「チャオミン(650円)」と呼ばれる焼きそば、ラーメンの「トゥクパ(550円)」など。
ランチではセットメニューを用意し、カレー、ナン(またはライス)、サラダ、ドリンクが付いて、Today's Specialセット(590円)、Aセット(790円)、Bセット(890円)など。ディナーにも1,590円~でセットメニューを用意するほか、「ゴルカ」「ネパールアイス」などのネパールのビール(いずれも590円)やラム酒、インドのワインなどの夜のドリンク類もそろえる。
店舗面積は約37坪で、カウンターを含め10卓50席。客単価は、昼=700円~800円、夜=約2,000円。営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~24時。